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1月 15 2014

ユニークベニューの開発と実践

地域の良さを取り入れた国際会議開催、支援は多くの主催者やコンベンションビューローが目指すところですが、私が強調する国際会議開催のときに考えるべき3つのこと「(参加者を地域や会議場に)慣れさせる」、「(参加者がより交流できる環境を作り)集わせる」、「(参加者が今度はプライベートで訪れたいと考えるくらい)感動させる」を原点として、会議の開催準備と演出を考えていけば、より成功が近くなります。さて今回は、これまでに私がプロデュースした30以上の国際会議のうち日本国内で開催した国際会議でのユニークベニューについて紹介したいと思います。地域のビューローとの協力のもと、珍しい場所で会議を実施し、成功をおさめています。

 

IIAI AAI 2013(島根県松江市)

会期は、2013年8月31日から9月4日で、参加規模は約150人でした。松江コンベンションビューローのご協力のもと、国際会議としてはじめて国指定文化財である松江城の米蔵跡でのレセプションを開催させていただきました。雨の心配もされたのですが、レセプションと同時に雨も降り止み、参加者にとっては幻想的な雰囲気の中、各種カクテルや赤ワインを提供し、参加者同士の交流も盛り上がりました。レセプションは国際会議初日にその日のセッション終了後、参加者をバスで松江城の周りの堀を遊覧する堀川遊覧船の船着き場までお連れし、参加者は松江の武家屋敷の見学、堀川遊覧乗船、そしてその後松江城への登城を体験しました。その後、レセプションを実施しました。また、会議では、初日にウェルカムカクテルを準備し、バーテンダーによる各種カクテルを提供しました。

 

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AAI 2013 ウェルカムカクテル

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AAI 2013 レセプション

 

 

IEEE/ACIS ICIS 2013(新潟県新潟市)

会期は、2013年6月16日から19日で、参加規模は約150人でした。新潟MICEセミナーに参加された方々は、ICIS 2013のバンケットに参加頂きましたが、ここでは市場でのバンケットを開催しました。そこでの国際会議バンケットははじめての実施であり、ユニークベニューの新たな発掘となりました。バンケットにおいては、ミス新潟からのご挨拶、地元のバンドグループによる生演奏とともに、鮪の解体ショーを実施してもらいました。解体された鮪は、そのまま刺し身や寿司といった外国人参加者も喜ぶ食として提供することができました。また、地酒バーを準備し、美食とともにリラックスして美酒も味わうことができる場をつくりました。

 

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鮪の解体ショー

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ICIS 2013 バンケット風景

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ICIS 2013 地酒バー

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バンドグループの生演奏

 

 

IIAI AAI 2012(福岡県福岡市)

会期は、2012年9月4日から6日で、参加規模は約140人でした。国際会議のレセプションは会議初日のセッション終了後、九州大学内の歴史的な建造物でのワインレセプションとなりました。レトロな雰囲気のもと、国際会議委員長のかけ声のもと、ビンゴ大会も催し、参加者にとってエンターテイメント性の高いレセプションの実施が実現しました。また、国際会議バンケットは、九州大学のキャンパスにほど近い居酒屋での実施となりました。バンケットには、名誉委員長である九州大学総長のご挨拶、福岡観光コンベンションビューローの専務理事のご挨拶とともに、参加者は福岡の地鶏コースを堪能しました。居酒屋でのバンケット開催には賛否があります。日本人参加者にとっては、日常すぎるからです。しかし、外国人参加者にとっては、日本文化そのものを体験することができるため、非常に満足する場となることは間違いありません。

 

 

 

IEEE/ACIS ICIS 2010(山形県上山市)

会期は、2010年8月18日から20日で、参加規模は約200人でした。各種雑誌等でしばしば取り上げられておりますが、温泉旅館での国際会議は、やはり全くあたらしいユニークベニューであり、日本人参加者だけではなく、外国人参加者にとっては、会議期間中にじっくりと日本文化に身をおくことができる貴重な体験となったことでしょう。とくに、国際会議の開催、宿泊、バンケット、レセプションともに旅館で開催し、また宿泊については従来の概念を打ち破り、一名一室となるように準備したことです。他の記事で多く紹介されておりますので、詳細をお知りになりたい方はそちらをご覧ください。紹介された雑誌のうち、いくつかを紹介します。

・  ルネッサンス, 山形コンベンションビューロー, Vol.36, 2011年1月

・  観光経済新聞, 2011年2月12日号

・  学術の動向, 日本学術振興会, 2011年5月号

・  IEEE Spectrum, Vol.48, No.1, p.15, 2011年

・  Congress Nippon, Spring, p.13, 2011年

・  Headquarters Magazine – Europe Edition, Vol.42, pp.38-39, 2011年

・  Headquarters Magazine – Asia Edition, Vol.4, pp.25-27, 2011年

・  MICE Japan, pp.46-47, 2011年3月号

・  週刊ダイヤモンド, 2011年12月9日号

・  山形新聞, 2011年12月15日号

・  週刊トラベルジャーナル, 2013年10月15日号, 2013年10月

 

基調講演10

ICIS 2010 基調講演

案内所13

観光案内デスク(山形CBご協力)

ウエルカムR12

 ICIS 2010 会議レセプション

コーヒーブレイク2

ICIS 2010 コーヒーブレイク

レセプション2

バンケットにワンドリンクとともに入場

レセプション21

ICIS 2010 バンケット風景

 

 

SNPD 2012(京都府京都市)

会期は、2012年5月28日から30日で、参加規模は約170人でした。この会議のバンケットは、京都駅前のアサヒビアレストラン「スーパードライルネサンス」にて開催しました。予定より、参加者数が多かったため、少しばかり狭く感じましたが、日本のビール専門のレストランで開催でき、参加者にとっては珍しく感じられたと思います。提供されるビールは、非常に新鮮であり、多くの参加者のグラスは次から次へとすすんでいました。この国際会議では、会議レセプション実施の代わりに、会議2日目に大きめのセッションルームを茶会用にアレンジし、抹茶を楽しむことができるスペースとして提供しました。特に外国人参加者にとっては、会議で疲れた頭と体を休める空間として使ってもらえたことが何よりでした。この茶会の企画は、京都工芸繊維大学の宝珍教授のご立案でした。